ウォンタイシン廟 Wong Tai Sin Temple

1921年に広州から移された香港最大の道教寺院。人々から篤く信仰され、年間の参拝者は300万人を超えるという。大伽藍をなす境内には、大殿や経堂、鳳鳴樓などが点在し、黄色の瓦屋根に朱塗りの柱、鮮やかな装飾など典型的な中国建築で統一されている。大殿に祭られている本尊 の黄大仙は、病気治癒の神と崇められ、もともとは、中国の浙江省の羊飼いで、仙人から万病に効く薬を作る術を授けられたとか。占いの能力も持つとされる。