グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada

グラナダはスペイン南部のアンダルシア州にある都市。13世紀から15世紀末までイスラム教のナスル朝があった場所で、アルハンブラ宮殿や離宮のヘネラリーフェとその庭など高度なイスラム建築が残っている。この地には8世紀ごろより砦のアルカサバが築かれていたが、ナスル朝の発展とともに13世紀より徐々に拡大され、14世紀後半のムハンマド5世の時代に現在の宮殿が完成した。宮殿は大きく分けて、王宮とアルカサバ、カルロス5世の宮殿、ヘネラリーフェからなり、アルハンブラはアラビア語で「赤い城」を意味するが、なぜこの名が付いたのかは定かではない。アルバイシン地区はイスラム教徒のための居住エリアで、グラナダでもっとも古い地区。